中学生の歴史が理解できるおすすめの小説や漫画

【PR】

歴史を勉強したいけれど、なかなか興味がわかない……

そんな人におすすめなのは、「まずは漫画や小説で歴史に親しんでみる」ことです。

実際に私もそうでした。

高校生のころ、とある『国を擬人化した漫画』にはまり、それから世界史や地理が大好きになった記憶があります。

勉強と思うと全然頭に入ってこないのに、好きなもののことならすぐ覚えられますよね。

今回は、中学生が読んでもわかりやすくて面白いと思える作品を中心に紹介します。

おもしろそう、というものがあったら、ぜひ読んでみてください。

目次

学習まんが編

まずは「学習まんが」からです。

学習まんがというのは、歴史を学ぶことを目的に作られていますので、基本的には事実に忠実です。

とにかく漫画で歴史を勉強したい、という人におすすめです。

いろんな出版社から出されていますが、その中でもこちらを紹介します。

『学習まんが 日本の歴史』(集英社)

全20巻あり、古代から近現代までの歴史を流して読むことができます。

歴史というのは研究によって変わっていくのですが、新しい説も取り入れてあって読み応え十分です。

また、複雑でわかりにくい近代・現代の歴史の部分の比重が大きいのもおすすめのポイントです。

歴史漫画編

次は歴史漫画です。

面白くするために脚色されていたり、現代人がタイムスリップしていたりするものも多いのですが、楽しみながら歴史にも親しみたいという人はぜひ読んでみてください。

① 『あさきゆめみし』著者:大和和紀(講談社)

とても有名な、源氏物語を漫画化した作品です。

主人公の光源氏が、多くの女性と恋におちていく様子を描いています。

文章で読むと少しわかりにくい源氏物語も、これを読めばよく分かると思います。 そしてそれ以上に、少女漫画として物語の世界に入り込める、とても読み応えのある漫画です。

② 『信長協奏曲』著者:石井あゆみ(ゲッサン少年サンデーコミックス)

勉強が嫌いな現代の高校生サブローが、戦国時代にタイムスリップして織田信長に出会うという物語。

設定からも分かるようにフィクションなのですが、戦国時代当時の武将たちに興味を持つのにピッタリの作品です。

③ 『風光る』著者:渡辺多恵子(別コミフラワーコミックス)

幕末、父と兄を殺されてしまった女性が、自分の性別を偽って新撰組に入隊する、という物語。

主人公が沖田総司と結婚するなど、こちらも完全にフィクションですが、幕末や、新撰組に親しんでみたいという人は、そのきっかけになると思います。

小説編

次は、歴史を学ぶことが出来る小説を紹介します。

とは言え、普段小説は読まないし、難しいのはちょっと……という人も多いですよね。

今回は、読み物として楽しめる、読みやすいものを中心に紹介しています。

興味を持ったら、ぜひ読んでみてくださいね。

① 『おちくぼ姫』著者:田辺聖子(角川文庫)

田辺聖子さんの『おちくぼ姫』(角川文庫)は、

平安時代に作られた文学とされている『落窪物語』を現代訳したものです。

なじみのない役職やものごとについては著者がわかりやすく説明してくれているため、
現代のわたしたちにもよく理解できます。

「美人なヒロインが継母からいじめられ……」というところから始まる日本版シンデレラとも言えるような内容で、ストーリーも分かりやすいです。

平安時代の暮らしや、平安時代の文学を知るきっかけになると思います。

② 『平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』

次にご紹介するのが『平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫) です。

源平の合戦を描いた平家物語のダイジェスト版。

おもしろいところ、有名なところだけを切り取って読むことができます。

この『ビギナーズ・クラシックス』シリーズは、現在36冊出版されていて、どれも日本の有名な文学作品を最初に学んでみるのにぴったりです。

③ 『のぼうの城上・下』著者:和田竜

『のぼうの城上・下』 (小学館)は、豊臣軍と、小田原北条家の支城、忍城の攻防戦を描いた話。

戦国時代にあった実話をもとにした物語です。

戦国時代の農民の暮らしや、戦いの様子が観られる作品です。

映画にもなったので、そちらを先に観てみるのもいいかもしれません。

④ 『超高速!参勤交代』著者:土橋章宏

『超高速!参勤交代』 は、江戸時代、とある貧乏藩が突然5日以内の参勤交代を命じられ、
知恵を絞ってなんとか切り抜ける!という話。

フィクションなのですが、「参勤交代ってこうだったのか、知らなかった!」という要素がたくさん出てきます。

この著者の本には、『幕末まらそん侍』や『引っ越し大名三千里』などもあります。

どれもコメディ・エンターテイメント色が強いのですが、江戸時代の大名たちの生活や社会が垣間見えます。

また、この著者の作品も映画になっているものが多いので、ぜひそちらも参考にしてください。

まとめ

さて、おもしろそうと思える作品はありましたか?

今回は漫画と小説を紹介しましたが、映画や大河ドラマなども入り口としておすすめですよ。

ぜひ、歴史を学びたくなるきっかけを、小説や漫画からみつけてみてください。

・この記事を書いた人

まりこ先生
筑波大学卒業。
中学校社会科教員免許・高校地理・歴史教員免許を取得しています。

社会科教諭の経験、また塾講師の経験もあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次