中学生の社会 歴史の勉強法

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中学校の社会科のなかで、大きなウエイトを占める歴史。

小学校でも習ったはずなのに、中学の歴史はやたらと細かくなり、内容も増えます。

それに苦手意識を感じる人もいるのではないでしょうか。

苦手だなと思っているのに、いきなり全部覚えろ!と言われてもなかなか難しいものです。

この記事では、効率よく歴史を勉強するためにはどうすればいいかをお伝えしていきます。

目次

まずは流れを把握しましょう

歴史分野でまず大切なのは、歴史の流れをつかむことです。

まずは

「米作りが始まった時代」

「貴族が政治をした時代」

「武士が政治の実権を握った時代」

くらいざっくりでいいので、大まかな時代区分を掴みながら、どんな順に時代が進んでいくのかを確認していきましょう。

それから、そのそれぞれの時代の中での流れも把握します。

鎌倉時代であれば、「源頼朝が鎌倉幕府を開いた」「源氏のあとは北条氏が政治を行った」という感じです。

これを掴みながら、細かな部分を覚えていきましょう。

語句を覚えましょう

大まかな流れを把握できたら、重要な語句を覚えましょう

歴史の分野は、どうしても最低限は暗記しておかないとどうにも太刀打ちできないのです。

教科書の中にある太字で書かれている語句、それから、授業中に先生が色を付けて板書した語句、これらは最低限自分で書けるようにしておきましょう。

このときに大事なのは、見るだけではなく、自分の手で書きながら覚えることです。

歴史上の出来事や人物には、「卑弥呼」「元寇」など、普段はあまり使わないような漢字が使われていることも多いです。

書きながら覚えていないと、テストのときに漢字を間違えて✕になってしまうことがあります。

必ず正しい漢字を確認して、自分でも書いてみてくださいね。

誰かに説明してみましょう

さて、ここまである程度できたなと思ったら、友達でもおうちの方、誰もいなければぬいぐるみでもいいので説明をしてみましょう。

もちろん、ノートや教科書を見ながらで構いません。

例えば「鎌倉幕府の成り立ち」や「ペリー来航」など、ひとつ範囲を決め、あなたが先生役になってその範囲について説明します。

先生役になって実際に声に出してみると、

「ペリーは何をしに日本に来たんだっけ?」

「すぐに条約の締結ができたんだっけ?」

と、頭の中にある歴史の流れを整理することができ、よく分かっていないところもはっきりします。

別に説明が上手である必要はありませんので、ぜひ一度試してみて下さい。

定期テスト前の勉強法

テストで点数をとるためには、覚えるだけではなくて問題が解ける必要があります。

定期テストでは、一問一答形式で出題される問題ばかりではありません。

紛らわしい文章の中から正しいものを選ぶような問題も多く出題されます。

これを解くためには、問題演習に慣れておくことが大事です。

問題集・ワークに取り組んでおきましょう。

このとき、わからない問題の前で何分も悩む必要はありません。

覚えていない単語は、何分悩んでも出てこないのです。

そういう問題は潔くあきらめて、すぐに答え合わせをし、しっかり解説文を読んで頭に入れることが重要です。

何度も解き直し、テストの前にはすべての問題に正解できるようになっておきましょう。

歴史の勉強法 まとめ

さて、歴史分野の勉強のポイントについて説明をしてきました。

読んだ方には分かってもらえると思いますが、これはコツコツと少しずつやっていく必要がありますね。

定期テストだと出題範囲も広く、また地理も勉強しなければならないので、テスト前に一夜漬けでなんとかするのは難しいものです。

完璧に暗記をするのはテスト直前でも大丈夫ですが、日頃から定期的に復習を行い、授業で習ったことを頭の中で理解しておくようにしましょう。

・この記事を書いた人

まりこ先生
筑波大学卒業。
中学校社会科教員免許・高校地理・歴史教員免許を取得しています。

社会科教諭の経験、また塾講師の経験もあります。

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