「勉強嫌いすぎる中学生…やる気を引き出す方法とは?」
前回は、勉強をしない中学生を放っておくとどうなってしまうのかを考えました。
今回は、どうしたら勉強嫌いの中学生がやる気を出せるのか?
その方法を考えていきたいと思います。
勉強する気になる方法とは
勉強が役に立つ、勉強をすれば何かが変わる、こんなによいことがあるなどの実感を持つことができれば、勉強が好きになれるはずです。
そのためには、「わかること」「できること」を増やすことが大切です。
そして、人から言われると嫌気がさして意欲もなくなりますが、自分から勉強しようという気持ちになれることが大切です。
そのための具体的な方法を、いくつかご紹介します。
楽しいものを遠ざける
勉強する時間には、スマホやゲームなど気が散るものは親が預かる、手が届かない場所に置くなどの工夫をしましょう。
楽しいものが近くにあると、どうしても気が散ってしまいます。
勉強をしている間は、勉強に集中できる環境を整えましょう。
勉強のやり方を教える
勉強のやり方がわからないお子さんには、やり方を教えましょう。
勉強を教えることはできなくても、勉強のやり方なら教えることはできます。
「間違えた問題はもう一度解き直そう」、「英語の教科書を音読しよう」など具体的に伝えるようにするとよいでしょう。
時間を決める
頭ごなしに「勉強しなさい」と言うのではなく、「何時から勉強する?」と聞くようにしましょう。
始める時間になったら声を掛けたり、終わりの時間や休憩の時間も決めて夜食を用意したり、励ましやねぎらいの言葉を掛けてあげることで、勉強をする習慣が身につくようになると思います。
できたことを褒める
褒められて嬉しくない子はいません。
自分から勉強することができた、成績が少し上がったなど、些細なことでも褒めてあげれば、勉強の意欲も少しずつ上がっていくことでしょう。
復習する
わからないところがあるなら、わからないところまで一度戻って復習してみましょう。
つまずいたところがわかっているなら、もう一度戻って時間を掛けて学び直しましょう。
理解することができれば、その先に向かう気持ちが湧いてきます。
予習する
授業が難しくてわからない、わからないから楽しくないと感じているのなら、少しでも授業を理解できるように予習をしてみましょう。
予習をしておくと、授業を受けた時に理解しやすくなるのはもちろん、見ておいた言葉や内容が出てくると安心感や余裕が生まれます。
その積み重ねから、少しずつ理解や楽しさにつながっていきます。
まず一教科だけ勉強してみる
好きな教科や得意科目がないという子は、まず一つの教科を決めて、それだけ勉強してみるのもおすすめです。
得意なことや好きなものが何もないと、勉強はつらくなる一方です。
一つでも得意科目、好きな科目ができれば、自信やモチベーションにつながります。
それをきっかけに、勉強に対する意識や取り組み方が変わります。
まずは一つ、取り組みやすそうなものを見つけてみましょう。
まとめ
勉強嫌いを克服できる方法をいくつかご紹介しましたが、いかがでしょうか。
お子さんに1番合っているものや、まずできそうなものを1つ決めて、是非実践してみてください。
できそうなものから試してみて、少しでも勉強する意欲が上がり、習慣が身につくことを願っています。
次回の記事は、中学生の子どもの勉強、親のサポートと上手な関与の仕方についてご紹介したいと思います。