【中学生の勉強】成績が上がったらご褒美をあげる、というのはありですか

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中学生のお子さんをお持ちの保護者の皆さんは、テストや通知表の成績が上がったら何かご褒美をあげることはありますか?
ご褒美をあげることに対しては賛否両論の意見があり、否定的な方もいらっしゃいます。

結論から言うと、ご褒美をあげることは必ずしも悪いということはありません。
ただ、心理学的な面から考えると、ご褒美をあげることは長期的な目で見るとよくないという意見もあります。

あくまでも勉強に向かう動機付けやきっかけ作りとして、効果がある場合があります。
従って、ご褒美のあげ方や回数、タイミングなどには注意が必要です。

この記事は、成績が上がった時のご褒美の内容や注意すべき点などについてご紹介します。
この記事を参考に、お子さんが勉強に対して意欲を持ち、前向きに取り組めるようになるご褒美を考えていただきたいと思います。

目次

ご褒美をあげるメリット、デメリット

どんなことにもメリット、デメリットはあります。
もちろん成績が上がったらご褒美をあげることに対しても、メリットとデメリットがありますので、それぞれご紹介します。

まずメリットは先述したように、勉強に対する意欲がない子や勉強をする意味が分からない子などが、勉強に向かう気持になるきっかけになるということです。
そしてデメリットとしては、ご褒美がないと勉強しない子になってしまうということです。
更に子どもの希望やご褒美の要求が、どんどんエスカレートしてしまう危険もあります。

そもそも勉強はご褒美をもらえるためにするものではないので、その辺を誤解させないように気を付けることが必要です。

各家庭の考え方次第

ご褒美は必ずしも悪くはありませんが、長期的に考えるとよくないこともあるということも最初にお話ししました。
こんなことを言ってしまうと身も蓋もありませんが、要はそれぞれのご家庭、または保護者の一人ひとりの考え方次第です。

ご褒美をあげてでも勉強に対するモチベーションにつながればよいという考え方と、勉強はご褒美のためにするものじゃないという考え方とあった場合、どちらが正しいとか間違いということは、一概には言えません。

それぞれのお子さんによってもご褒美の効果や喜ぶものは違いますので、各家庭でよく話し合って決めていただきたいと思います。

効果的なご褒美

ご褒美をあげるとしたら、具体的にどんなものがよいのでしょうか。

たくさん褒めましょう

まずは、言葉でたくさん褒めてあげましょう。

褒められて嬉しくない子どもはいません。
思春期の中学生は、褒められても素直に喜びを表現しない子もいますが、内心では喜んでいるはずです。
少しでも成績が上がったら頑張った努力を褒め、一緒に喜び合いましょう。

しかし、中学生にもなると言葉だけでは満足できなくなるのも事実です。

心理的に満たされるご褒美をあげましょう

ご褒美と言うと、お小遣いをあげる、好きなゲームなどほしいものを買ってあげるなど、親も子どもも物理的なご褒美を思い浮かべがちです。

しかし、そうではなくて家族で少し奮発した外食をする、子どもが行きたい場所へ連れて行く、など家族で楽しめて心理的に満たされるご褒美をあげましょう。
物をもらうと、そのもの自体に夢中になって勉強がおろそかになってしまいます。

また、勉強を頑張ればほしいものが買ってもらえるとわかったら、一生懸命に勉強を頑張り成績は上がっていくかもしれませんが、次々に物を要求するようになります。
家族で共有できる思い出は満足感を得られ、次へ向かうモチベーションになります。

そして、形ある物としては残らないので、勉強を邪魔することはありません。
あくまでも子ども本人の希望を聞き、楽しい時間や思い出が共有できるご褒美がよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。
各家庭の考え方や環境、経済状況などによっても変わると思いますが、心理的に満たされる思い出は心に残りますし、何より家族共通の宝物になります。

そして、成績が上がれば言うことありません。

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