長期の休みなど、社会科の自由研究の課題が出されることもあるようです。
でも、「自由」に「研究」しなさい、といきなり言われても、正直何をしていいのかさっぱりわかりませんよね。
社会科といっても、歴史、地理、公民のどの分野を選べばいいのか、そこから迷ってしまうと思います。
この記事では、社会科の自由研究のテーマ選びからまとめ方までをご説明していきます。
まずはテーマを決めましょう
自由研究をするには、とにかくテーマを決めないことには始まりません。
ここで私がオススメしたいのは、「身近なテーマ」にすることです。
歴史であれば、「自分の住んでいる地域にある城の歴史」「地元出身の偉人の功績」。
地理なら、「地元の工場見学レポート」「旅行に行った場所についてのまとめ」
公民であれば、「最近ニュースになっていることについて詳しく調べる」など。
なぜオススメなのかというと、詳しく調べやすいからです。
地元のことであれば、地元の図書館に行けば資料がたくさん見つかります。
地元の偉人であれば資料館があるかもしれないし、身近に詳しい人がいる可能性も高いですよね。
社会科の自由研究でいい評価をもらうためには、ただインターネットで調べたことをまとめるよりも、実際に現地調査や体験をした方が断然いいのです。
もちろん、自分が興味を持っていることがあるのであれば、それを優先しましょう。
楽しいこと、好きと思えることをやるのが一番いいし、その熱量は絶対に先生にも伝わります。
実際に調べてみましょう
テーマを決めたら、次は実際に調べてみます。
調べる方法としては、
①教科書で調べる
②インターネットで調べる
③図書館などの書籍や資料から調べる
④資料館、歴史館などに行って調べる
⑤詳しい人に話を聞く
⑥実際に現地に行ってみる
などが挙げられます。
あとの方になるにつれて、大変になってきます。もちろん時間もかかりますね。
いい評価をもらいたいと思うなら、ぜひ③~⑥の調査方法を考えてみてください。
教科書やインターネットで調べるのは、はっきり言えば誰にでもできてしまうからです。
先ほども触れましたが、テーマを決めの段階で、実際に現地に行けるものか、身近に詳しい人がいるか、などを意識しながら考えておきましょう。
また、インターネットでも書籍でも、何を使って調べたのか、どこにそれが書いてあったのかはきちんとメモしておくようにしましょう。
自由研究やレポートにおいて、「出典を明記する」というのはとても大切です。
社会科の自由研究 まとめ方のポイント
情報が集まったら、いよいよまとめです。
学校で指定されたまとめ方がある場合にはもちろんそれに従ってくださいね。
もし何もなくてどうまとめたらいいかわからない、という人は、基本的に下のまとめ方に合わせてみましょう。
①研究タイトル
題名をつけます。
読む人を惹きつけられるようなものだといいですね。
②研究の動機
どうしてこれを研究しようと思ったのか、簡単に説明しましょう。
「近所に〇〇城という城があることは知っていたが、誰の城だったのか、どんな歴史があるのか気になった」「●●法が改定されたとニュースで言っていたのを見て、どういう法律なのかが知りたくなった」など、このテーマについて気になったきっかけを書きます。
③研究の目的・方法
テーマについて具体的に何を知りたいのか、どうやって調べるのか(調べたのか)を書きます。
「〇〇城について、▲▲という書籍を使って調べる」
「●●工場について、実際に訪問して工場見学ツアーに参加する」
といったようなことを詳しく説明します。
書籍やインターネットを使った場合には、ここできちんと出典を明記しましょう。
④研究の結果
実際に調べたことをまとめます。
内容によってもまとめ方は変わってくると思いますが、写真や地図、絵などを使って視覚的にも分かりやすくまとめられると高評価ですね。
⑤まとめ
④の内容をふまえて、自分なりの考察や調べてみた感想をまとめましょう。
まとめる形式については、ノートでも模造紙でも、調べたことをまとめやすいものを選べばOKです。(学校からの指示がある場合はそれに従ってくださいね)
④のところでも言いましたが、写真や地図、イラスト、色分けなどを効果的に使うと、読んでいる方も飽きない、見やすい自由研究になりますよ。
他の宿題に比べて一筋縄では行かない自由研究。
早めに計画を立てて、提出期限ぎりぎりに焦らなくていいようにしておきましょうね。
素敵な研究ができるよう、応援しています。