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【中学生の国語】長文読解のコツ|読解が得意になれば成績が上がる!

「国語では長文読解が苦手だ。」

「テストで点が取れない。」

「読解力をどうやって上げたらいいかわからない。」

国語で文章題を解くなかで、このような悩みをお持ちではありませんか?

国語といえば読解力とも言われるように、長文読解は国語を学ぶ上でとても重要です。


テストや入試でも長文読解は必ず出題され、配点も高い分野です。

ただ、具体的な対策法がわからず、読解問題を苦手とする中学生は少なくありません。

ここでは、国語で長文読解に苦戦している中学生に、以下のポイントを解説します。

・説明的文章の読解のコツ

・文学的文章の読解のコツ

それではさっそくいきましょう。

テストで問われる長文には2種類ある

テストで問われる長文には、説明的文章と文学的文章の2種類があります。

それぞれ読解のポイントが異なります。

説明的文章(説明文、論説文)の読解のコツ

説明的文章は、理由や根拠をはっきりと示しながら、ある事柄について論述し、結論を示した文章です。

事実や現象をわかりやすく説明した説明文や、ある事柄について筆者の考えを述べた論説文があります。

説明的文章は、文学的文章と異なり、文章の組み立てが論理的で結論までの筋道がはっきりした流れになっていることが多いです。

説明的文章(説明文、論説文)の読解のコツは、まず何について書かれた文章か話題を押さえ、主張と根拠の対応関係を意識して読み進めることです。

説明的文章はさまざまな話題で書かれますが、最初に話題を掴むことでスムーズに文章を読み進められるからです。

また、説明的文章では、主張と根拠は必ずセットになっています。


筆者の主張や意見を見分けるポイントは、

「~と考えます。」
「~と思います。」
「~しましょう。」
「~ではないでしょうか。」
「~かもしれません。」

などの文末表現に注目することです。

その上で、筆者の主張を補強する根拠や理由を探しましょう。

文学的文章(小説、随筆)の読解のコツ

文学的文章には小説随筆があります。

小説は、登場人物が架空の設定・出来事の中で生きる様子を描いた文章です。

随筆は、筆者の体験したことや見聞きしたこと(事実)をもとに、考えたことや感じたこと(意見・感想)を自由な形で書いた文章です。

小説を読み解くコツ

小説の読解のコツは、登場人物(特に主人公)の気持ちの変化を読み取っていくことです。

入試問題で出題されることが多いのは、
「主人公がある出来事をきっかけに物語の最初と最後とでは変化(多くは成長)している」
という構造になっているからです。

「いつ・どこで・誰が・何をする」話かを押さえつつ、人物の気持ちを追っていきましょう。


人物の気持ちは以下の4つの形で表されることが多いです。

①気持ちを表す言葉(太郎はうれしさがこみ上げてきた。→うれしさ)

②人物の行動や様子(花子は肩を落とした。→がっかりする気持ち)

③人物の発言や心の中の言葉(私は「本当かな…」と思った。→疑い)

④比喩や情景描写(日光で木々が輝いている→希望)

登場人物の気持ちは、何か事件が起きたり、他の登場人物とのやり取りなどにより変化します。

人物の気持ちの変化を読み取ることで、文章の主題が明らかになっていきます。

随筆を読み解くコツ

随筆は読みやすく、読解のポイントは「事実」と「意見・感想」を読み分けることです。

文章の主題は「意見・感想」の部分にあるからです。

小説の場合は、主題を文章全体から読み取る必要があります。

国語の長文読解 まとめ

・説明的文章の読解のコツ

文章の話題を掴み、主張と根拠の対応関係を意識して読む。

 文学的文章の読解のコツ

・小説は登場人物の気持ちの変化を読み取る。

・随筆は「事実」と「意見・感想」を読み分ける。

今回ご紹介した長文読解のコツを実践するだけで、国語のテストで自信をもって長文読解の問題に臨めるようになります。

ぜひここで紹介した長文読解のコツを実践し、国語で長文読解を得意にしてください。

・この記事を書いた人

こころ先生
国立大学文学部卒業
中学校国語科教員、高等学校国語科教員を経験しています。
【資格】教員免許(中高国語)

趣味は「古本屋めぐり」です(^^)

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