・「ノートのまとめ方にコツってあるの?」
・「成績が上がるノートってどんなノートなの?」
・「国語のノートのまとめ方がわからない。」
国語のノートをまとめる上で、このような悩みをお持ちではありませんか?
日頃の授業でノートをどのように書いたらよいのか、中学生が困っている声をよく聞きます。
たくさんの色を使ってきれいにまとめているのに、成績が伸びない中学生は意外と多くいます。それは、見た目はきれいに書いてあっても、まとめ方に基準のないノートでは、後で見返しても授業を再現できないからです。
この記事で紹介する『ノートのまとめ方』を実践すると、誰でも簡単に国語のノートのまとめ方のコツがわかります。
この記事では、中学校の国語教員の経験をもつ私が、
国語のノートのまとめ方がわからない中学生に、以下の2つのポイントを解説します。
・ノートの成績の関係
・成績が上がるノートのまとめ方
ここに書いてあることを実践すれば、成績が上がる国語のノートが作れるようになります!
それではさっそくいきましょう。
ノートは成績に大きく影響する
まず、ノートと成績の関係を解説します。
「ノートを書くのに時間を取られるくらいなら、問題を解いた方がいい」とか「ノートを書かなくても、テストで点を取れればいいんでしょ。」という意見を持つ人もいますが、これは大きな間違いです。
授業のノートは以下の2点で成績に大きく影響しています。
授業を再現できるノートはテストの点も上がる
授業を再現できるノートはテストの点も上がります。
なぜなら、後で見返したときに授業で学んだ内容や考えたプロセスを思い出せるからです。
ノートを書くことを単なる作業にせずに、自分で考えたプロセスを残すように心がけましょう。
ノートは、「授業態度・提出物」として評価の対象になる
ノートは、授業態度・提出物として評価の対象になります。
中学校では観点別評価が取り入れられており、
5段階または10段階の成績(評定)を決める際に、定期テストだけでなく、授業態度、レポート、ノート、ワークなどの提出物が評価の対象になります。
授業のノートは、このうち日頃の授業をしっかりと聞いているか、授業態度を判断する材料になったり、提出物として評価されます。
テストの点数がよくても、授業態度や提出物をおろそかにすると成績は上がりません。
国語のノートのまとめ方、ポイント3つ
それでは、国語のノートのまとめ方のポイントを紹介します。
国語のノートは「縦書き」です。
中学校では多くの場合、大学ノートと呼ばれる横罫線の入ったノートを、90度回転させて使います。
毎回の授業では「日付・教科書のページ数・単元名」を忘れず書きましょう。
これを実践するだけで、後で見返したときにわかりやすくなります。
プリント類はノートに貼るか、ファイルに綴じて、すぐに見返せるようにしておきましょう。
また、国語の場合、課題として普段から漢字練習をすることがありますが、漢字練習用のノートは別に作りましょう。
授業のノートと混ざるとわかりにくくなるためです。
以下では、他の教科にも活かせるノートのまとめ方を3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
ポイント1 使う色は3色まで
ポイントの1つ目は「使う色は3色まで」にすることです。
何色ものカラーペンやマーカーを使い、カラフルにノートをまとめている人もいますが、重要なことがわからないノートになっては意味がありません。
ノートに使う色は3色までと決め、たとえば、
最も重要な事柄には赤色、
次に重要な事柄には青色、
それ以外は黒色
などとして、後で見返したときに重要なことが、すぐにわかるように色分けをしましょう。
ポイント2 余白をとる
ポイントの2つ目は「余白をとる」ことです。
余白をとることで、見やすいノートになるだけでなく、後から追加して調べたことや考えたことを書き込めるからです。
余白を残すのがもったいないと言って、ぎゅうぎゅうに詰めて書き込むと、重要な事柄がどこに書いてあるのかわからなくなり、結果的に学習の効率が落ちてしまいます。
「単元が変わったら、ページを変える」ことから実践してみると、一気に見やすいノートになります。
ポイント3 メモ欄を作る
ポイントの3つ目は「メモ欄を作る」ことです。
メモ欄を作ることで、ノートを書く作業が、板書を写すだけの受け身の作業から、能動的に考える作業に変わるからです。
国語のノートでは、ノートの3分の1のところにあらかじめ線を引き、メモ欄を広く取ることをおすすめします。
メモ欄には、先生の話やクラスメイトの意見、自分が疑問に思ったことなどがメモできるようにしておきましょう。
後で見返した時にさらに調べたことを書き込んでもいいでしょう。
まとめ
・ノートは成績に大きく影響する
①授業を再現できるノートはテストの点も上がる。
②ノートは、授業態度・提出物として評価の対象になる。
・国語のノートのまとめ方、ポイント3つ
ポイント1:使う色は3色まで
ポイント2:余白をとる
ポイント3:メモ欄を作る
今回ご紹介したノートのまとめ方を実践するだけで、国語の成績が上がっていきます。
ぜひ試してみてくださいね!