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【中学生の英語】リスニングが得意になるコツ

「リスニングがどうしても苦手…」

「何を言っているのかわからない」

「どうやって勉強すればいいの?」

 このような悩みを抱えている中学生の皆さんは多いと思います。

私の生徒でも「リスニングは諦めて他の問題で点を取りたい」と言っていた子がいました。

しかし、高校入試だけでなく、その先の大学入試においてもリスニングが占める割合は大きいです。

また、私個人の経験で言うと、大人になってから英語を仕事や海外旅行などで使うときには、リスニングやスピーキングが重要な機会が非常に多かったという印象です。

ですので、中学生の今だからこそ、この記事を読んでリスニングのコツを掴み、リスニングをぜひ得意にしてほしいのです。

この記事では、元教師の私が、リスニングが得意になるコツを伝授して皆さんのお悩みを解消します!

記事の主なポイントは以下の3点です。

 1.リスニングが不得意な原因

 2.リスニングの教材

 3.リスニングの勉強法3ステップ

 それでは早速いきましょう。

リスニングが不得意な原因

理由①:単語の意味や発音をわかっていない

何においても、単語の理解は欠かせません。

例えば、

Tom is my cousin.(トムは私のいとこです。)

Tom is my までは分かっても、「cousin=いとこ」の部分が分からないと、「トムは私の…何だ?」となり、結局何を言ってるのか分かりません。

さらに、cousinの発音は“カズン”ですが、単語を知っていても発音がわからなければ、英文が読まれても何を言っているのかわかりません。

英単語は1日10分の学習でいいので、「発音しながら書いて暗記する」という地道な努力を継続することを心掛けてください。

理由②:英文の音声に慣れていない

例えば、この文。

Check it out!

日本人が読むと“チェック イット アウト!”と単語を1つずつ区切って読んでしまいがちですが、

英語のネイティブスピーカーが読むと“チェッケラゥ!”のように音がつながって聞こ

えます。

リスニングの力を鍛えるには、英文が読まれたときの音声に慣れる必要もあるのです。

理由③:日本語と同じ語順で訳すクセがある

英文を理解するときに、日本語の語順に置き換えながら意味を捉える人は多いと思います。

 リーディングなら文全体が書いてあるので、文の前後に目線を行き来させながら読むのもアリかもしれませんが(オススメしません)、リスニングの場合は文頭から音声が流れていくので、「英文を先頭から理解する」ことが不可欠です。

ちなみに、これを意識すると長文読解でも速読ができるようになりますよ。

(目線が文の前後に行き来して混乱することがなくなり、時間を短縮できます。)

リスニングの教材

リスニングの点数が半分以下の人は、教科書ガイドCDがオススメです。

まずは英語の音声に慣れることを意識しましょう。新出単語の発音も収録されているので便利です。

リスニングの点数が半分以上は取れている人は、英検の問題集など、問題も付いているものをオススメします。

英語の音声に慣れながら、問題演習をこなすと良いでしょう。

リスニングの勉強法3ステップ

上記で挙げた、リスニングが不得意な原因を一つずつ解消していきましょう。

ステップ①:本文を見ながら聴く

 いきなり音声を聴いて意味を理解するのはハードルが高いので、まずは本文を見ながら聞いてみましょう。

  聴くときのポイントは2つです。

1つ目は、文字と音声を頭の中で一致させることです。

例えば、I have a friend in Canada.という文を見ながら、「確かにそう聴こえる」という感覚です。

2つ目は、英単語の音のつながりを意識することです。

  例えば、「“I have a ~”はアイ ハヴァに聴こえるんだな」という感じです。

ステップ②:本文を見て発音しながら聴く

次は、音声と同じように発音してみましょう。これも本文を見ながらでOKです。

実際に音読してみると、音のつながりの感覚が掴みやすくなりますし、スピーキングの力もつくので一石二鳥です。

ステップ③:本文を見ずに再度聴く

ここまでは目からの情報もありましたが、次は耳で聴く音声だけで英文を理解しましょう。

きっと、最初よりも英文の音や意味を掴むことができると思います。

この作業を何度も繰り返して、耳を英文に慣らすのが点数アップの秘訣です。

  

そして最後に、聴いて英文を理解するという感覚が掴めてきたら実際の問題演習に取り掛かります。

英文の意味がわかれば、回答する作業はリーディングの問題などと同様です。(※単語と文法の力が必要です。)

リスニングが得意になるコツ まとめ

1.リスニングが不得意な原因

理由① 単語の意味や発音をわかっていない

理由② 英文の音声に慣れていない

理由③ 日本語と同じ語順で訳すクセがある

2.リスニングの教材

 ・得点が半分以下なら教科書ガイドCDで、半分以上なら英検の問題集などの問題付きのものがオススメ

3.リスニングの勉強法3ステップ

ステップ①:本文を見ながら聴く

ステップ②:本文を見て発音しながら聴く

ステップ③:本文を見ずに再度聴く

最後に、この記事を読んだだけではリスニングの力はつきません。大切なのは実践です!

まずは1文だけでもいいです。早速音声を聴いて、英語に耳を慣らしましょう。

皆さんのリスニングの力が向上することを願っています。

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